昨日
「個人からの救援物資は× チェーンメールも注意」にて、個人からの救援物資提供は控えて、と書きましたが、状況は刻々と変化し、個人からの救援物資の提供受付が開始された自治体もありますので、先の記事は一旦修正させていだきました。(一旦なのは急性期から慢性期へと被災地の状況が移った時は又違うので。現在は急性期という認識なので。)
ということで、記事内容の修正を改めてここで。
今回の震災が、甚大かつ広範囲にわたるため、過去の震災や災害で培われてきた事例が当てはまらない状況になっているようです。(未定な書き方なのは、ソースがあくまでもネットやニュースからだけなので)
自治体そのものが被災し、機能していない被災地もあり、また自治体や赤十字などの公で管理されていない小さな避難所などへは、物資がかなり不足しています。
また、大きな避難所でも物資の不足は深刻との報もあり、NPO団体が動いておられます。
NPO日本ユニバーサルデザイン研究機構《日本ユニバ震災対策本部》
http://www.npo-uniken.org/
http://www.ud-web.com/oshirase3.htm(真偽の程を暫く見てましたが、信頼できる団体ようですので)
このため、東京など自治体レベルにて、個人からの物資提供の受付が開始されています。
我が福岡ですと、先日北九州でも受付が行われましたが、既に終了しています。
また、福岡県庁では『
提供できる物資の情報』のみを受け付けています。
被災者の方に暖かい毛布や衣類を! あかちゃんにミルクとオムツを!
誰もがそう思い、支援の行動をと思われるでしょうが、だからこそ行動に移す前に一旦冷静に。
1.支援物資は受付ている品物の内容をよく確認すること。 受付物資の内容は、受付先によって違います。北九州の例だと水と米のみ。福岡県は情報のみ。
いいや、私は毛布持ってるから届けてくれよ! というのは返って迷惑です。
個人物資は、受付側の仕分けと発送作業を経て被災地に届けられますから、受付側を混乱させないように。
2.提供物資は原則新品を。食料品ならばできるだけケース単位で。 衣類や毛布、布団などは新品である事が望ましいです。新品のみしか受け付けない所もあります。
新品以外の場合も、必ずクリーニングや洗濯を済ませた、他人に渡せる状態の物での提供を。
食料品はパラだと仕分けも大変ですし、壊れやすい事もあるので、できるだけケース単位が望ましい。
米は無洗米がベストです。被災地では水は貴重品です。
3.物資は同じ品物を1つの箱に入れて品名と数を記載する。バラの場合も同様。 赤ちゃん用のオムツならば、オムツだけ。(さらにサイズ別だとベスト)
衣類なら、女性用男性用、子供用、サイズ、上着やズボンなど内容が開けずとも直ぐに分かる状態で。
被災地にできるだけ仕分け作業という要らぬ労力を掛けないためにも。
4.個人で物資を被災地へ持ち込むのは特に注意 被災地へのルートはまだ多くが止まっており、余震も続いてますので二次災害の危険性もあります。
また、被災地および途中の関東方面はガソリン不足ですので、車の場合燃料確保の問題もあります。
それでも行くならば、十分にルートの確認と自分が被災地で自給自足できる物資も持参する必要があります。
個人単位での被災地入りはかなりの覚悟をもって検討下さい。
あと、支援物資をと購入されてるのか、はたまた関東圏へ送ってるのか、福岡でも品薄になっている物がでてきてます。
単1と単2の電池はほぼ見かけなくなりましたね・・・・
他にも、トイレットペーパーや紙おむつ、使い捨てカイロなども店によっては品切れ状態でした。
被災地へと届けるのも大切ですが、日々の生活で必要な方もいますので、その点は十分に考えてくださいませませ。
各企業や全国からも、被災地へ向けて物資が発送されてます。
ただ、ルートがなかったり、情報がなかったり、燃料もなかったりと、中々被災地に届けられられない。
こんな時だからこそ、遠く離れた福岡から何ができるのか、考えて行動しないとですよね。
とりあえず私は明日「大人の千羽鶴」を飛ばしたいと思います。